四つ足派が直立派を提訴「直立二足は神への反逆」

本日、かねてより水面下で続いていた「歩行様式論争」が、ついに裁判沙汰に発展した。

原告は“自然回帰の正統性”を主張する四つ足派連合(通称・ヨツレン)。
被告となったのは、現代生活に適応し、直立二足歩行を当然とする直立派・ユニオンレッグス。
争点はズバリ、獣人が「立って歩くことは進化なのか堕落なのか」。

四つ足派の代表、オオカミ獣人のフンバ・ヤガ氏(67)は法廷でこう主張した。
「我々の祖は大地に腹をつけて生きてきた。二足歩行は重力に反し、天に喧嘩を売る行為。慢心の証だ」
これに対し、直立派の若手ホープであるリス獣人のタチ・ノボル氏(26)は、スーツ姿で毅然と反論。
「時代はスマホとスーツケース。二足で立たねば改札も通れない」

現在、裁判所は判断を保留中だが、世論は真っ二つ。SNSでは「歩くことより生きること」「次は“片足派”の出番」などのコメントが渦巻く。

なお、観戦チケットが完売したことからも分かるように、本件は獣人界全体の注目を集めている。
※次回審理では、証人としてカンガルー獣人が呼ばれる予定。立つ・座る・跳ぶの三位一体歩行にどんな見解を示すかがカギを握る。

獣人界の進化は、足元から始まる。
立つのか、這うのか、それとも跳ねるのか。今、獣人たちは歩み方そのものを問われている。

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