6月12日、ウサギ獣人の元教員ミミナ・ラリ氏が、パワーハラスメントと指導の行き過ぎにより懲戒解雇、さらに教育関連法違反で逮捕された。
発端は、ある朝のホームルーム。
1時間遅刻した生徒に対し、ミミナ氏は「君が遅れたせいで40人×1時間=40時間が無駄になった」と主張。
その“40時間分”を償わせるとして、当該生徒に40時間の奉仕指導を課した。
厳しすぎるこの措置に、生徒の保護者がSNSで告発。
瞬く間に獣人界中に拡散され、「教育現場の暴走」「時間にうるさすぎるウサギ」と話題に。
教育委員会が調査に乗り出したところ、ミミナ氏には過去にも
「“3分の遅刻=3分の説教×クラス人数”で計2時間説教」など、数値に基づいた不可解な罰則指導の前科が判明。
懲戒解雇が即時決定され、後日逮捕に至った。
しかし事態はここで終わらない。
刑務所内で「体罰こそが正義だ」と持論を叫び続けたミミナ氏に、ついにある“終身刑のイヌ獣人”が動いた。
彼の名はヴァ・レマ氏。かつて家庭内暴力を許さなかった正義派捕食者として知られる存在だった。
同室のミミナ氏に対し、彼はただ一言こう言ったという。
「子は宝だ」
翌朝、ミミナ氏の姿はなかった。
あるのは静かに空になったベッドと、監視カメラに映る残心の一言だけだった。
教育とは、時間とは、そして獣人にとっての“しつけ”とは何か。
獣人界は、改めてその問いに向き合わざるを得なくなっている。
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