12月23日、獣人界で年末恒例の「M-1グランプリ(Monster One)」が開催され、過去最多のエントリー数が記録された。毛皮や羽根、ウロコが入り乱れるスタジアムでは、各種族の咆哮や歓声がこだまし、まるで獣人界のお祭りのような熱気に包まれた。
注目を集めたのは、なんといっても令和ロマンソンの圧倒的強さ。獰猛さと優雅さをあわせ持つ彼らが2連覇を成し遂げる姿に、観衆の多くは「さすが獣人界の王者!」としっぽを振って歓喜。また、惜しくも準優勝となったバッテリィズウも、次こそは王座奪還を誓い、早くも来年に向けて動き始めている。
さらに、今回は敗者復活戦が大盛況となり、まったく無名だった新人獣人が一気に脚光を浴びるという“新スター誕生”のドラマが展開。SNSでは「#逆転の獣人」「#スター誕生」といったハッシュタグが流行し、尻尾を振り合って祝福する獣人たちの姿が多数投稿された。
また、審査員席には新たなメンバーが登場し、女性審査員が加わったことで視点が多様化。かつて活躍したシマダー・シンスケイからの応援メッセージや、柔道家のアベ・ヒフミンが“くじ引き”で演出を決めるなど、数多くのサプライズが観客を盛り上げた。人間界で人気の漫画『チ。ー地球の運動についてー』の作者も獣人界の熱狂ぶりに興味津々とのことで、異界交流の発展が期待されている。
こうして幕を下ろしたM-1グランプリだが、その余韻は獣人たちの咆哮とともにしばらく続きそうだ。王者の風格を見せた令和ロマンソン、追い上げるバッテリィズウ、そして突如として現れた新星獣人たちが、来年の舞台をどう盛り上げるのか。ワクワクが止まらない獣人界の年末は、まだまだ目が離せない。
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