2025年– date –

6月7日、南湿原地区で発生した「高級草争奪戦」が、じわじわと獣人界で話題となっている。事件の舞台となったのは、地元農園が試験的に育てていた特別品種「極柔エメラルド草」。その香り高さと食感の繊細さは、“噛んだ瞬間に頬がとろける”と称され、特に...

6月6日、獣人界厚生管理局が発表した最新の統計によると、コアラ獣人の平均睡眠時間がついに20時間を超えたことが明らかとなり、社会全体で議論が巻き起こっている。 かねてより「木の上で働いている」と言い張っていたコアラ獣人たち。だが実際はそのほと...

6月5日、獣人界の物流業界に激震が走った。モモンガ獣人による“空中宅配サービス”が正式に始動し、空を滑空する小型獣人たちが朝から晩まで荷物を配り続けている。 サービス名は「モモ配（ももはい）」。最大の特徴は、滑空能力を活かした“渋滞ゼロの空中...

6月4日、獣人界中央都市警備隊が金属系オブジェの相次ぐ盗難事件に関して、犯行の中心にカラス獣人の一団が関与している可能性が高いと発表した。 背景にあるのは、カラス獣人たちの間で突如流行しはじめた「ピカ活（ピカピカ活動）」という謎のトレンド。...

6月3日朝、北部森林帯にて、ダム建設に従事するビーバー獣人たちが突如作業を中断し、ストライキに突入した。掲げられたプラカードには、「もう木は見たくない」「尾っぽが悲鳴を上げている」「我々にも休日を」と、どれも切実な声が並ぶ。 ビーバー獣人た...

6月2日未明、地下鉄ノローロ線の構内で「未来から来た」と名乗るモグラ獣人が突如暴れだす騒動が発生。駅構内は一時騒然となり、出勤中の獣人たちがざわめきと興味で足を止めた。 問題のモグラ獣人は、泥にまみれた防護スーツに身を包み、頭には不自然な角...

6月1日、獣人界保健福祉省は、急増する“座りっぱなし獣人”の健康リスクを受け、本日を“運動不足警鐘デー”として公式に制定。特に動かないことで知られるカメ獣人たちに激震が走っている。 これまで「動かないのが美徳」「1日2歩が平均」とまで言われたカメ...

5月31日、深海域で暮らすチョウチンアンコウ魚人の間で、発光器（チョウチン）をLEDライトに換装する動きが広がりつつある。もともと自前の発光器を使っていた彼らだが、ここ数年の環境意識の高まりと技術進化を背景に、エコかつ長寿命な人工光源へのシフ...

5月30日、東中央地区に住むサギ獣人のハクト・サギ氏（41歳）が、最新型通信用デバイスの購入をめぐり詐欺被害に遭っていたことが明らかになった。 サギ氏は、通信販売を通じて「瞬時に5Gを超える“10G”通信が可能」とうたわれたイヤホン型デバイスを9万円...