2月17日、獣人界のベアーマ連邦で、縦25メートル・横15メートルという常識を逸脱した巨大な足跡が発見され、大きな騒ぎとなっている。もともと、この地域には“ビッグフット村”と呼ばれる集落があり、古くから「巨獣が棲む」という言い伝えが伝わっていた。ところが今回、まさにその言い伝えを裏付けるかのような足跡が残されていたのだ。
地元住民によれば、この足跡はつい先日まで雪に覆われていたが、気温の上昇で雪が溶け始めたことで急に姿を現したという。なんともいえない巨大な四肢の形がくっきり残されており、「これが獣の足跡だとすれば、一体どれほどの大きさの生物なんだ……?」と住民たちは声を上げる。しかも、ここ数週間のあいだ村の周辺で「地響きのような唸り声」を耳にしたという証言が相次いでおり、住民たちはいまや疑惑から確信へと一歩近づいている様子だ。
さらに、この“ビッグフット村”には昔から巨獣に関する古文書がいくつも残されている。村の資料館に保管されているというそれらの巻物には、巨大な足跡とともに、「夜空を割るような叫びが聞こえた」などの記述があるのだとか。いままで伝説扱いされてきたが、今回の発見は「伝説が実体化したのでは?」という興奮を大いにかき立てている。
SNSでは「#ビッグフット再来」「#巨獣の予兆」「#ベアーマ連邦足跡」などのハッシュタグが急浮上し、多くの獣人や冒険者が「この目で見たい!」と情報収集に躍起になっている。一方、地元の警備隊は「万が一の危険も否定できないので、下手に山奥へ踏み込むのは控えてほしい」と警戒を強めているという。
いったい、これほど大きな足跡を残した生物とは何者なのか。古文書に記された“巨獣”が本当に存在するのか。それとも、自然現象やイタズラの可能性もあるのか――。獣人界は今、得体の知れない巨大な謎に胸を躍らせつつ、少しばかりの恐怖も抱えているようだ。今後の調査でさらなる真実が明らかになることに、多くの目が注がれている。
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