虹色に輝く腹をもつ“幻のイモリ獣人”を発見 山奥に暮らす少数民族の存在に注目集まる

5月26日、東部高湿帯の山岳地帯にて、これまで報告のなかった“虹色の腹をもつイモリ獣人”の存在が確認された。
発見されたのは地元の植物調査隊による偶然の接触で、光の加減によって腹部がほんのりと虹色に輝くという、極めて珍しい体質をもつ少数民族とみられている。

通常、イモリ獣人の腹部は外敵を威嚇する赤~橙色の発色が一般的だが、今回発見された“虹イモリ族”と呼ばれる一群は、腹の下に7色のグラデーションが浮かぶような反射構造を持ち、見る角度によって淡く色が変化するという。

研究者によれば、「自然界でここまで滑らかに虹色をまとった獣人種は極めて稀。保護色とも警戒色とも違う、“共鳴色”に近い性質を示している」とのこと。彼らがこの色をどう捉えているかはまだ明らかになっていないが、部族の間では“光の宿り手”と呼ばれ、特別な儀式にしか腹を見せないという文化があるとされる。

また、調査員がうっかりその腹を直視してしまったところ、「うわっ、幸福感が急にきた」と語っており、虹色の発色に精神的な影響を与える可能性も浮上している。

この報道により、獣人界では「イモリにそんな神々しさがあるなんて」「ついに腹で語る時代が来たか」「触れてないのに癒された気がする」など、SNSを中心に反響が拡大。現在は調査団と虹イモリ族との正式な交流に向けて、言語・文化・発光マナーの調整が進められている。

虹は空にかかるものだけではない。
それを腹に宿す獣人たちが、いま、森の奥で静かに生きている。
そして、誰かに見つけられるその日を、ずっと待っていたのかもしれない。

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