“結んだら別獣人”シュシュをきっかけに性格が豹変する獣人たちが話題に

5月15日、獣人界各地で「髪をシュシュで結んだ瞬間、性格がガラリと変わる獣人」が急増していると報告され、SNSでは“仕上がったシュシュ女”現象として大きな注目を集めている。

この現象は特に職場や公共の場で顕著に観測されており、普段は控えめなウサギ獣人が、髪を結んだ瞬間に「それ、やる意味あります?」と切り込んでくるなど、シュシュが“人格のスイッチ”になっているのではとされている。ある会議では、シュシュを結び直したあと、話し合いが完全に“裁定の時間”に移行し、全員が無言でメモを取り始めたという報告も。

シュシュ女たち本人にとっては、あくまで実用的な行為にすぎない。「髪が邪魔だっただけ」「集中したかっただけ」と口をそろえるが、なぜかそのタイミングで言葉が鋭くなり、語尾に句点がつきはじめる。あるイタチ獣人は「午後になって彼女が結び始めると、仕事が倍速になるけど胃が痛くなる」と証言している。

背景には、結ぶ=締める=覚悟を決める、という獣人文化特有のボディランゲージが関係しているとの分析もある。古くは山岳族のオオカミ獣人が「結ぶことで“個”を消して任務に徹する」と語っており、現代においてもその象徴的動作が“臨戦モード”として認識されているようだ。

SNSでは「結んだ瞬間から敬語で命令されるの最高」「午前の彼女と午後の彼女、2本立て上映してほしい」など、そのギャップに惚れ込む声も多い。一方で、「無言でシュシュを結ぶのは警告」「“今のうちに謝って”ってLINEが来た時にはもう遅い」など、身近な恐怖体験もシェアされている。

結ぶだけで、空気が変わる。視線が変わる。そして、何より本人のスイッチが入る。
それがシュシュという“布の輪”に託された、獣人界の静かで強い意思表示なのかもしれない。

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