6月6日、獣人界厚生管理局が発表した最新の統計によると、コアラ獣人の平均睡眠時間がついに20時間を超えたことが明らかとなり、社会全体で議論が巻き起こっている。
かねてより「木の上で働いている」と言い張っていたコアラ獣人たち。
だが実際はそのほとんどが枝の上で寝ているだけであり、近年では「寝落ち会議」や「夢で議論済み」といった新しいサボり方が横行している。
特に問題視されているのは、重要なインフラ職に就いていたコアラ獣人・ムニャラス氏（45）が、
12時間にわたる爆睡中にダムの開閉スイッチを押し忘れ、街が一部水没する事態が発生したことだ。
しかし当のムニャラス氏は、「夢の中でちゃんと押したんだが？」と釈明。
それに対し、上司のカンガルー獣人は「夢の中で出勤しても給料は出ない」とコメントした。
SNSでは「そこまで寝られるの逆に尊敬」「わたしも寝たい」「生きること＝睡眠」など共感の声が相次ぐ一方、
「働けコアラ」「木の上は職場じゃない」「まず起きろ」という現実的なツッコミも絶えない。
現在、獣人界では“睡眠と労働のバランスを再定義”する動きが進行中。
一部では「コアラ獣人を国家天然眠遺産に指定する案」や、「寝ながらでもできる業務開発」など、新たな労働スタイルの模索も始まっている。
目覚めるべきは、コアラか、社会か。
まどろみの中に答えを探す、獣人界の“眠れる問題”がいま静かに注目を集めている。
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