5月23日、南部アミューズ地区にある“本当に本物が混じっているかもしれないお化け屋敷”で、衝撃的な事故が発生した。訪れていたハムスター獣人のヒマリ・クルクルさん(23歳)が、あまりの恐怖により心拍数が1000を超え、緊急搬送されるという事態となった。
このお化け屋敷は、演出の精度があまりにも高く「途中から演者か亡霊かわからない」と評される、“獣人界最恐”の名所。入場前には誓約書の提出と、自分が幽霊かどうかを事前確認する書類の提出も求められるほどの厳戒仕様だ。
ハムスター獣人は、体が小さく心拍数が非常に高い種族として知られており、安静時でも400を超えることが珍しくない。そんな中、暗闇で突然現れた“動いているのに影だけの演者”や、“耳の裏で直接語りかけてくる霊音”などが連続し、ヒマリさんの心拍数は一気に加速。
同行していた仲間は「最初は“心臓バイブレーション!”って笑ってたけど、振動のレベルが明らかにデジタル機器超えてた」と語る。
救急搬送ののち、ヒマリさんは意識を失ったまま帰らぬ獣人となり、現在は静かに“虹の橋”を渡ったと報じられている。
彼女の最後の言葉は「びっくりして、楽しかった……でも、もう一回はいいかな。次は驚かす側も楽しそう」だったという。
この事故を受け、施設側は「安全対策は徹底していたが、ハムスター獣人向けの別ルート設定を今後検討する」と発表。一方で、SNSでは「ホンモノが混じっていたかもね」「ヒマリさん、たぶん今も笑ってそう」など、涙と冗談が入り交じる投稿が相次いでいる。
恐怖とは、楽しさの裏にある感情の爆発だ。
だが時に、それが小さな命を飲み込んでしまうこともある。
ヒマリさんの心拍が止まった日、お化け屋敷の最後の部屋で、誰も演技していないのに一人ぶん多く笑い声が聞こえていたという報告もある。
笑いと恐怖の狭間で、彼女の魂はまだ、どこかを走り回っているのかもしれない。
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