2月19日、獣人界で“過激派ヴィーガン組織「NEM」”が、ミノ・タロウスを「完全草食でここまで大きくなった好例だ」と勝手に広告塔扱いしたことに端を発し、大きな騒動へと発展している。当初、NEM側は「ミノ・タロウスは草だけで巨体を誇る、素晴らしい実例」と唱えていたが、これを知ったミノ・タロウス本人が猛反発。「そもそも付きまとわないでほしい。勝手にそんなことを言うなんて迷惑だ」と怒りをあらわにしたのだ。
もともと、肉や乳製品なども摂取してきたミノ・タロウスにとって「完全草食で巨大化」という主張はまるで嘘八百。さらに輪をかけて怒りを爆発させたのが、ミノ・タロウス自ら放った挑発的なコメントである。「葉っぱばかり食べるからこそ脳が退化し、こんな押し付けがましい態度を取るんじゃないのか?」と痛烈にヴィーガン組織を批判したのだ。
SNSでは「#ミノ・タロウス激怒」「#過激派ヴィーガン論争」「#脳が退化って言っちゃったよ…」などのハッシュタグが急速に広がり、事態は一気にヒートアップ。NEMの一部が「私たちは地球に優しいライフスタイルを提唱しているだけ。ミノ・タロウスをシンボルにしたのも誤解を招いたなら謝罪する」と腰を低くする一方、強硬派は「葉っぱを食べるだけで脳が退化なんて言われる筋合いはない」と反発を強めている。
一方、ミノ・タロウス本人は「勝手に自分を広告に使われたうえ、事実無根の草食説を広められて不本意だった」と主張。「体が大きいのは日々の努力とバランスの良い食事のおかげ」と明かしながら、名誉毀損を検討する可能性も示唆している。周囲からは「両者が歩み寄る余地はないのか?」という声も聞こえるが、どうやら現状は険悪ムードが続きそうだ。
専門家の中には「食生活を尊重する文化も大事だが、一方的に他者を利用するのはトラブルの元」と指摘する者もいる。問題の根底には、過激な主張と誤解を生む発信が混在していることがうかがえ、今後、法律面やコミュニケーションの改善を含めた議論が必要だろう。
さて、この“肉か草か”をめぐるバトルはどこへ行きつくのか。ミノ・タロウスの鋭い一言がさらにNEMを挑発し、長期化する恐れもあるが、まずは両者が冷静に話し合える場を設けるのが望ましい。獣人界は現在、ちょっとした“食文化”をめぐる波乱に戸惑いを隠せない状況だ。
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