2月22日、獣人界で「ほとんど液体」と噂されるネコ獣人が話題になっている。その名もリキッドンソン。彼の身体は通常のネコ獣人より数倍も柔軟で、どんな狭い隙間でも自在にすり抜けるというのだ。周囲からは「もはや骨があるのか?」とさえ疑われるほどで、まさに“ネコの液体説”を地で行く男として注目を集めている。
そもそも、ネコ獣人の体はもともと柔軟性に優れており、まるで液状化しているかのようなポーズをとるのは珍しくない。しかし、リキッドンソンの場合は次元が違う。噂によれば、どんな手錠や拘束具でも、じわっと体を変形させてすり抜けてしまうらしく、警備関係者の間では「拘束できない獣人」と半ば神話のように語られている。試しに牢獄に入れても、いつの間にか窓の隙間や壁の亀裂からすーっと姿を消してしまうらしい。
本人いわく、「この柔らかさを活かさないのはもったいない」と思い立ち、世界中の狭い場所を探して体をねじ込むという奇妙な修行を始めたそうだ。とある下水道のパイプ内や、民家の換気口など、周囲からすれば「そんな所に入って何が楽しいの?」という疑問しか浮かばないような場所にまで挑戦している。SNSでは「#リキッドンソン挟まりチャレンジ」「#ネコ獣人液体説」といったハッシュタグが盛り上がり、いろんな隙間にすっぽりハマってピースサインを決める写真が出回っている。
「正直、意味がわからない」と語るのは、リキッドンソンの幼なじみのカーター・ソリッドだ。「行く先々で狭い所を見つけるたびに潜り込み、出てきたあとに『たまらニャいぜ』って笑うんだ。でも、それが彼の生きがいらしくて、誰も止められない」と苦笑いを浮かべる。一方で、「彼がいるおかげで、閉じ込められた物や場所の発見に役立つことも多いから不思議」という声もあり、意外な場面で功績をあげているらしい。
とはいえ、なぜそこまでして狭い所に入りたいのかは謎だが、リキッドンソン本人は「体を限界まで変形させると、なんだか解放感があるんだ」と話すだけ。この不思議すぎる生き様に、獣人界の多くは戸惑いつつもどこかワクワクを感じているようだ。果たして、リキッドンソンは次にどんな狭小スペースを攻略するのか。もしかしたら、その柔軟ボディは今後、思わぬ場面で世界を救う切り札になるかもしれない。
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