2月22日、獣人界で突如現れた“ネコ型ウイルス”が、大規模な“猫化”旋風を巻き起こし、多くの獣人がふわふわニャンコ行動を見せるようになっている。感染すると、まるで本当の猫のように香箱座りをしたり、柔らかいものを見つけては“ふみふみ”したり、気に入った相手や物には遠慮なくスリスリしてしまうというのだ。そんな愛らしい仕草があちこちで見られ、獣人界には「世界がいま、こんなにかわいいだなんて……!」とため息交じりの感嘆が広がっている。
そもそも、このウイルスにかかると体が液体化したかのように柔らかくなり、必要以上にのびのびと伸びるらしい。SNSでは、「#ネコ型ウイルス」「#ふわふわ猫化」「#世界が尊い」というハッシュタグが急上昇し、無防備な香箱座りや、くるんとしたしっぽを立ててじゃれ合う獣人の映像が大量にアップされている。中には猫じゃらしを目にした瞬間、ガマンできず全力で飛びかかってしまう姿も数多く報告され、「可愛すぎて仕事どころじゃない!」という嘆き(?)が後を絶たないようだ。
しかし、実生活には少なからず影響もある。仕事中に急に“にゃん”と鳴き声が漏れてしまったり、会議で香箱座りをキメ込んで上司から注意を受けるなんてエピソードも。もっと深刻なのは、粘り強く集中できないまま“ふみふみ”に没頭しすぎる事例が増えていること。とはいえ、周囲の獣人たちは「仕方ないよ、あまりにもかわいいんだから」「少しくらいサボっても許してあげたい」と、ついほほ笑みを浮かべながら大目に見てしまっている。
そんな“ネコ化”状態は約2週間で自然治癒するとのこと。さらに、人間界から輸入される「チュール」を摂取するとウイルスがそちらへ集中し、体外へ排出されて早めに回復できるという。まるでチュールがウイルス退治のヒーローかのように振る舞う図式には、思わず笑みがこぼれる獣人が多い。「感染期間は迷惑かもだけど、正直かわいすぎる光景をもう少し楽しみたい」という本音も各地で囁かれているようだ。
こうして、獣人界に訪れた“ネコ型ウイルス”の波は、混乱を招きながらも平和な笑顔をも運んでいる。果たして、この“ふわふわニャンコ期間”が終わった後、獣人たちは元の生活にスムーズに戻れるのか、それとも新しい可愛いライフスタイルが定着してしまうのか。どちらに転んでもワクワクが止まらないウイルス騒動、しばらくは目が離せない状況になりそうだ。
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