アルマジロ獣人、転がりブレーキの試験失敗!?背甲の滑り止め装備を忘れて“地平線のかなた”へ

2月11日、獣人界のアルマジロ獣人たちが集まり、恒例の“転がりブレーキ性能テスト”を行った。体を丸めて転がる姿が可愛らしいと人気のアルマジロ獣人だが、実は急勾配の斜面などで思わぬ事故が起きないよう、日頃からブレーキ機能を確認しているという。ところが、今年のテストではまさかの大失態が発生。スタッドレス(滑り止め)仕様の背甲に装着を変えるべきところを忘れた者が現れ、見事に“すべり散らかして”姿を消してしまったのだ。

当日の天候は快晴だが、残雪がところどころに残る厄介なコンディション。アルマジロ獣人の一団は、丘の上から一斉に丸まって転がる練習を開始。多くはしっかりとスタッドレスタイプの背甲に付け替えていたため、雪や氷の上でもわりと安定した動きを見せた。ところが、一匹だけ「交換しなくても大丈夫だろう」とノーマル背甲で強行したアルマジロ獣人が、見事に滑り始めるや否や止まらなくなってしまった。

そのアルマジロ獣人は「オレは運動神経いいから大丈夫!」と強気だったらしいが、坂道を下るにつれスピードは増す一方。ブレーキどころか逆に加速してしまい、「危ない!」と仲間が声を上げたときにはもう手遅れ。転がりながら雪道を猛スピードで滑走し、まるで大きなボールのように弾き飛ばされる形で地平線の彼方へ――気づけば姿が見えなくなっていた。

SNSでは「#アルマジロ飛んでった」「#スタッドレスは大事」「#あの子はいずこ…」といったハッシュタグが急上昇し、救助隊が慌てて付近を捜索中だという。しかし、当人が丸まって転がり続けているため目撃情報も錯綜。「見慣れぬ球体が駆け抜けていった」と別の村から報告が入るなど、騒動は拡大している。

当のアルマジロ獣人たちは「次回のテストでは、背甲交換の徹底を呼びかける」とコメント。そもそも、転がりブレーキを試すための安全対策が不足していた可能性もあり、今後の再発防止策が課題となりそうだ。無事に仲間を発見できることを祈りつつ、スタッドレス背甲の重要性を改めて認識する、波乱の一日となった。

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