3月31日、「黒潮トライビースロン」と呼ばれる獣人界の一大レースが盛大に開催された。名前の由来は、泳ぎ・走り・飛び(ビースト独自の三種競技)を黒潮のように力強く駆け抜けるという意味だとか。今年も優勝を飾ったのは、ペリカン獣人のペリー氏。人間界で言う“黒船来航”に縁のある、高貴な血筋を持つと噂の獣人であり、その風格と才能が今回も圧倒的だった。
そもそも、ペリー氏は「由緒正しき血統」であるがゆえに、政界に進むのが当然という声もあったらしい。しかし、本人は「縛られた人生なんてまっぴらだ」と一念発起し、スポーツの道に打ち込むことを選択。もともとの身体能力と血筋に加え、黙々と努力を重ねるストイックさで、昨年も頂点を手にした。今大会では、飛びパート(翼での滑空)がさらに磨かれ、ほぼ無駄のないフォームでゴールに飛び込む姿に観客が熱狂。ほとんど「ペリーの一人旅」だったとメディアは揶揄するほどの圧勝劇だった。
大会後のインタビューで、ペリー氏は「確かに血筋が注目されるけど、実際は血の滲むようなトレーニングが大半さ。腹筋と羽筋(?)を鍛えたら、飛ぶときのバランスが段違いなんだ」とさらりと語る。その言葉通り、日々の地道な訓練が今回の連覇に繋がったのだろう。
SNSでは「#ペリーまた優勝」「#黒潮トライビースロン」「#ペリカンの貴公子」といったハッシュタグが盛り上がり、ペリー氏のヒーローぶりを称賛する投稿が相次いでいる。中には「自由に生きる姿勢がかっこいい」「実は政界よりスポーツのほうが世のためになってるかも」といった意見もあり、獣人界の若者たちに大きな影響を与えているようだ。
こうして「黒潮トライビースロン」は、いつも通り大熱戦の末に幕を下ろした。しかし、ペリー氏の活躍はまだまだ続きそうだ。果たして、次回は誰かが彼の牙城を崩せるのか、それとも“縛られたくない貴公子”がさらなる高みへと進むのか――獣人界のスポーツファンならずとも、このドラマの行方に心躍らせることだろう。
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