獣人界の気象観測機関が発表した最新データによると、今週に入り複数地域で超上昇気流が観測された。とりわけ北西の草原エリアでは、体重100kgを超えるウシ獣人がふわりと宙を舞うほどの上昇気流が断続的に発生。
「いやあ、浮いたね。マジで」と笑顔で語るのは現場で飛ばされたウシ獣人のモーモ・バッソ氏。「重いとか軽いとか関係ないんだね、風の前では」と浮遊体験を振り返る。
この超上昇気流、通常であれば危険とされるが、獣人界ではさっそく「自然型アトラクション」として人気を博しており、保護マットと係員(主にトラ獣人)が常駐する“安全浮遊ゾーン”が続々と整備され始めている。
もちろん懸念の声もある。「浮いて楽しいのは一瞬。落ちるのは自己責任じゃ済まない」と語るのは安全管理局のカメ獣人、ココロ・カメナガ氏。特に小型獣人や翼のない種族には細心の注意が必要とされている。
SNSでは
「空飛ぶウシ、めっちゃ見たい」
「今年の風、やばすぎて笑った」
「獣人界、物理法則に挑戦しすぎ」
といった声も。
自然の猛威さえも遊びに変える獣人たちのたくましさが、またひとつ証明された日となった。
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